2018.10.02 16:16

地元企業が小学校とキャリア教育で連携

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記者:古江晃也

地元企業と小中高が連携し、企業が学校へ出前授業を行うプロジェクトがある。
企画しているのはキャリア教育を軸とするNPO法人JAE。
同法人は子供たちが自らの生き方を切り拓く力を育むため、キャリア教育の視点で企業と教育機関をつなぎ、会社の事業紹介や社員との交流などを実施する「ドリカムスクール」(以下ドリカム)を企画。2016年より山陽製紙(大阪府泉南市)と協働で泉南市の小学校へ実施。授業を受けた小学生の中には「山陽製紙で将来働きたい」という声が出るなど、将来を主体的に考えるきっかけになっている。

山陽製紙は産業用包装紙として使われるクレープ紙の製造・販売や、古紙の再利用を事業とする再生紙メーカー。同社は経営理念として「環境に配慮した循環型社会に貢献」を掲げており、地元河川の清掃を定期的に行うなど地域貢献にも意欲的だ。


山陽製紙が実施したドリカムのプログラムでは、部署に関係なく入社5年未満の若手社員たちが選ばれ、約5ヶ月かけて内容を企画。前回は、自社の事業や働く楽しさを伝える出前授業や、会社見学を通して知った同社の情報を元に、「聞いた人が山陽製紙で働きたくなるプレゼン」を児童たちが取り組むプログラムを開催。過去2回の開催で泉南中学校区の小学校2校、小学生約90名が参加した。


前回参加した社員によると、当初は騒がしかった子供たちもプレゼン時には、真剣に発表へ挑み、自主性が育まれたことが目に見えてわかったという。子供たちから後日寄せられた感想には「山陽製紙で将来働きたい」「仕事は大切なものだと知った」という声もあり、将来の仕事や生き方を前向きに捉える機会となったようだ。


「子供たちだけではなく、自分たちもドリカムを通して変化があった」と参加社員は話す。
小学生へ自社の事業や理念を説明することで会社や仕事を見つめ直す機会になり、他社などへ自社のことを説明するときにより深い話ができるようになったという。
また、参加社員全員に共通していた感想は信頼できる仲間を得たこと。
ドリカムの企画を通して信頼できる仲間ができたことにより、山陽製紙で働くことにより意味を感じられるようになったという。小学生へのキャリア教育を通して、結果的に社員の自社理解や社員同士の相互理解など人材育成にもつながったようだ。


同社は3回目となるドリカムの企画を今年の6月から実施。今回は、これまでドリカムを経験した若手社員が5名参加し、小学5年生76名に出前授業を行う予定だ。参加する社員は、「今回はメンバー全員がドリカム経験者。これまでの経験を活かして、今まで以上に子供たちの成長の機会となるようにしたい」と意気込みを語った。


(PRリンクインターン 古江 晃也)

写真キャプション 山陽製紙社員から話を聞く小学生(写真提供:JAE)

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