「自社のサイトを作ってはみたけれど、どれだけの人が見ているのかわからない」「サイトを訪問した人に適切な情報を伝えているのだろうか」という顧客の悩みを解決してきた。同社はウェブサイトの設計や制作、ウェブマーケティングのコンサルティングを行う。
「ホームページは制作したら終わりというわけではなく運用が大事です」と平野孝幸社長(39)は語る。同社は、アクセスしてきたユーザーの企業がどのようなワードで検索したのか、その際の検索順位を知ることができる営業ツール「Potential Finder!(ポテンシャルファインダー)」を開発。結果、見込み顧客や成果の可視化に成功し、ユーザーに対して顧客の情報がより届きやすいサイトの運用方法を提案することが可能になった。契約者からは「自社がどのように検索されているかが見えてくると、新たに力を入れるべきところがわかった」との感想が聞かれた。
同社は、社名にもある顧客のポテンシャルを見つけ出すのはもちろん、社員の能力を生かすことを大切にしている。過去に、芸術大学でデザインを学ぶ学生が同社で職業体験を行った。平野社長はその学生がプログラミングに向いていると考えたという。プログラミング担当の社員のもとで働くことでデザインとプログラミングの力をつけ、学生は大手IT企業への就職を決めた。「最初は、自社に就職してほしいと思った」「自分の可能性を探求し、果敢に挑戦したいと思っている人は、ベンチャー企業でアグレッシブに実力をつけ、社会の役に立てる人財へと成長してほしい」と平野社長。
今後、企業から求められる人材は「相手の喜びを自分のことのように感じることができる人と自分の個性を活(い)かし、創造することができる人」と平野社長は話す。学生時代の間に個性を見いだすことはむずかしいと感じるかもしれないが、今は、いろんなことに挑戦し失敗して、自分が寝食を忘れて没頭できる物を探してほしいという。同社は、アカウントプランナー、デザイナー、プログラマーを募集している。
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