2012.07.11 16:28

社員結束で迅速「通関」

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記者:木下あづさ

「全社員が世界の架け橋として日本経済を少しでも支えているのだという自信と誇りを持って、会社を動かしていく。社員がアイデアや思いを気軽に話せる環境づくりをして、失敗を恐れずお互いに高め合い成長していきたい」と中本久美社長(47)は語る。インターフォワードシステムズは輸入された貨物を税関に申告し、輸入許可を得るまでの一連の手続きである通関業務を行う。1999年の創業から通関一筋で、アパレル関連商品を中心に展開。世界と日本の5大港、大阪・神戸・東京・横浜・名古屋の懸け橋として活躍している。上海からの輸入が主だが、海外への輸出や個人的な海外引っ越しなどさまざまな依頼に応じる。

 中でも依頼された荷物が小さい場合に活用される上海・関西間の海上運送サービスが得意。上海・大阪間のフェリー船を活用し、全体として航空貨物と同程度の時間で、価格を3分の1から5分の1にできる。手続きから輸送まで2、3日かかるのが一般的だが、依頼を受けた日に出荷できるように全社一丸となって取り組む。

 通関の担当者が直接依頼を受けて顧客の思いを知り、「お客さまに喜んでもらうためにはどうすべきかを考え、満足してもらえる仕事となる」と中本社長。「最終報告の電話で、お客さまから直接お礼の言葉をいただくことで、やりがいが生まれる」と話す。

 一つの案件に何人もの人が関わり、輸送までの手続きを迅速に進めるという、同社の行動理念を実現するためにはチームワークが必要不可欠で、1年に1度のバーベキューや祝い事の際の社内でのプチパーティーは恒例行事だ。中本社長は「明るく元気で素直に仕事に取り組んでくれる人や向上心がある人、チームワークを尊重できる人」を求めている。

 (ビジュアルアーツ専門学校 木下あづさ)

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記者プロフィール

木下あづさ

木下あづさ

役職 : 報道部
卒業 : ビジュアルアーツ専門学校マスコミ学科
出身地 : 長崎県
誕生日 : 1992年5月23日
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