経営者がコミュニケーションの手段の一つとしてマジックを学ぶ団体日本コミュニケーション協会は、東日本大震災チャリティマジックイベント「MAGICFESTIVAL」を、7月11日大阪市北区のANAクラウンプラザホテルで開催する。昼夜2部開催で、第1部は同協会創設者Mr.HEROこと広庭孝次さんのセミナーと、「世界中のマジシャンが選ぶ年間最優秀マジシャン賞」とも言えるパーラー・マジシャン・オブ・ザ・イヤーを2年連続受賞した世界的マジシャンアンドリュー・ゴールデンハーシュさんとのミニマジックショーが行われる。第2部はディナー付きマジックショーが行われ、Mr. HEROやアンドリューさんなど有名マジシャンのほか、経営者マジシャンたちも日々磨きぬいたコミュニケーションマジックを披露する。なお、このイベントは10周年を迎えた同協会が「子どもに夢を」をテーマに東京、大阪など全国5か所で開催する。
同協会では、マジック自体に対する驚きだけでなく、それを通じた笑いや感動による豊かなコミュニケーションを取ることを目指した「コミュニケーションマジック」を伝えている。マジックを覚えることはもちろん、場を盛り上げる演出も学ぶ。その演出で培われる話術や洞察力などがビジネスシーンでも役に立つと学ぶ経営者も多い。彼らは定期的に集まって、交流会や研究会などを行っている。同協会大阪支部鳥家誠さん(55)の本業は税理士だ。「コミュニケーションマジックは相手とともに楽しい時間を創造するもの。仕事の時に披露したマジックをきっかけに仲良くなった方と仕事以外でも付き合いが出てくることもある。」と話した。
活用できるのはビジネスだけではない。経営者マジシャンたちは、日々学んでいるコミュニケーションマジックを活かしてボランティアにも取り組んでいる。児童施設や老人ホームなどを訪問し、コミュニケーションマジックショーを開く。東日本大震災があった昨年は2度、東北へ訪問している。今回のイベントによる収益は今年9月29、30日にマジシャンたちが東北へボランティア訪問する際、子どもたちへ配るマジックグッズ代に充てられる。
参加費は第1部5000円(マジックグッズ込み)、第2部が12000円(飲食代込み)で問い合わせ・申し込みはhttp://www.ivjapan.comまで。定員100名。チケット売り切れ次第締め切りとなる。
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