胎教音楽の大切さを良い音質で母親に実感してもらうトークイベント「胎教からの音楽を愉しむ♪」が7月6日、大阪市西区のイタリアンレストラン「mothers」で開かれた。音響機器の「オンキヨー」の国内販売会社「オンキヨマーケティングジャパン」(東京都中央区)とアロマケアなどで産後すぐの母親のケアを行う「ビィマインド」(大阪市西区)の共催だ。
同イベントは胎教音楽の大切さを知ってほしいという思いと、良い音楽を気軽に聴いてほしいという両社の思いが一致し、開催された。会場に設置された音響機器からはリラックスミュージックが流れ、母親たちは談笑をしながらケーキを食べ、和やかな様子だった。
トークショーの講師を務めた「助産院ばぶばぶ」院長の小林寿子さんは、自身も8人の子どもの親で現在9人目を妊娠中だ。「胎教とは人生はこんなにも楽しいと胎児に教えてあげることだ」と小林さんは参加した母親らに話しかけた。母親自身が人生を楽しむことで、胎児にも楽しさが伝わる。そのためのツールとして音楽を聴いてリラックスすることが大切だ。育児や日常業務の忙しさのため、毎日自然の音に触れられる場所に行くことが難しい母親は、よりナチュラルな響きを目指した音づくりをしているオンキヨーの音響機器から流れる音楽を聴くことで、心身ともに安らぐことができそうだ。
ビィマインド代表の間宮美穂さんは「出産後の子育てで悩んでいるお母さんが多く、上手くいかないことで自分を責める人もいる。今回のイベントでリラックスを上手に取り入れ、今後は家で音楽を聴きながら、子育てを楽しんでほしい」と話した。
(取材後記)
子育ての経験が無い私には、すべての話が新鮮でした。「子どもって公園で走っているだけでハッピーやもんね」という小林さんの言葉に微笑みながらうなずく母親から、子どもへの愛情が感じられ、子育ては素敵だなと感じました。「好きな自分でいることで自尊心が生まれ、素敵な出産・育児ができる。どんどん自分を好きになってあげよう」という小林さんの言葉が印象に残りました。
(学生通信社 甲南大学 吉本早希)
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