2013.05.07 08:03

「RSLジャパン」永吉泰典代表に聞く

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記者:高梨秀之

 RSLジャパン(大阪市中央区)は、中国の南京市や広州市の工場に計1000人以上のスタッフを擁するバドミントン用品メーカーの日本法人だ。2002年9月の設立から3年半足らずで全国600店舗以上の取引先を獲得。主力商品のシャトルコック(羽根)では常に国内トップクラスのシェアを持つ。4月24日には「成長期専門の栄養補助食品販売」を開始するなど、積極的に事業拡大を進める永吉泰典代表に狙いなどを聞いた。

子どもの成長と健康へ新たな挑戦

――栄養補助食品の販売を始めた理由は

 「これまでバドミントン用品を手掛けてきて、年間2000人以上のお客さまと接してきたが、次第に『もっと多くの人に喜んでほしい』という思いが募っていった。そこで目についたのが、両親の共働きや塾通いの関係で、コンビニ弁当やファストフードに頼りきりになった子供たち。成長期に栄養が偏ると、背が伸び悩んだりストレスがたまりやすくなったりするなど、体と精神の発育に悪影響が出る。食べ物を選べない子供のために母親が普段の食事を見直すきっかけとサポートになればと、05年から『成長期専門の栄養補助食品』の開発に向けて勉強と準備を開始した」

 ――成長期専門の栄養補助食品とは

 「小学校高学年から中学生、高校生にかけての成長期の子供に必要な栄養素を凝縮したサプリメントだ。今の日本人の食生活では不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維、そして成長期に特に必要なカルシウム、タンパク質、鉄分などが、一般の食品に近い状態で働くよう開発した。成長期の子供全般を対象にしたサプリメントをはじめ、受験生用、スポーツジュニア用、成長期の女の子用と計4種の商品をネットショップ『健康RSLパフォーマンス』で販売している」

 ――安全、安心へのこだわりは

 「群馬県の製薬工場で、厚生労働省の省令に従い医薬品と同じ基準で製造を管理している。粒状に固めるのに必要な成分以外は極力、大豆などから抽出した天然由来の栄養素を使用し、ヒジキの粉末や脱脂米ぬかなどを配合。品質を確実に保持するために二重に包装し、栄養素の含有量を明記した紙を同梱して発送する。財団法人日本食品分析センターの放射性物質分析試験を受け、昨年5月に全ての商品で『検出せず』という結果が出た」

 ――リピーター獲得が重要だ

 「『一期一会を大切に』をテーマに、お客さま一人一人に直筆の手紙を送るようにしている。寄せられた子育ての悩みに子供を持つスタッフが答えるコーナーをニュースレターに掲載するなど、母親から親しまれやすい通販サイトを目指している」

 「ホームページには6人のスタッフ同士で行ったインタビューを掲載。『テレビや冷蔵庫の配線マニア』『元中学日本代表のピッチャー』といったそれぞれの趣味や経歴を紹介し、スタッフの顔と人柄をイメージして安心して購入してもらえるよう努めている」

 ――今後の展望は

 「子供たちに期待するのは、一見むちゃだと思えるような野望を持つことだ。『親に言われたから塾に通う』といった姿勢ではなく、もっと自分の将来に希望を感じてさまざまな挑戦をしてほしい。母親には多くの心配が付きまとうことになるが、自社の商品で少しでも子供の食事や健康のことで安心してもらえればと考えている。今後はカタログ販売も視野に入れ『子供用のサプリメントといえばRSL』といわれるような企業づくりを進めていく」


※「フジサンケイ ビジネスアイ」2013.5.6(西日本版)掲載

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記者プロフィール

高梨秀之

高梨秀之

役職 : 報道部リーダー
在学中 : 近畿大学経営学部(3回生)
出身地 : -
誕生日 : 1989年9月12日
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